遺影写真とはご葬儀の際に祭壇に飾られる故人のお写真の事です。故人との思いでを振り返り、偲ぶための物ですので、ご本人らしいお写真を選ぶのが好ましいです。
今まではご遺族が故人の写真から選ぶ事が多かったですが、最近ではご本人が生前に遺影用にお気に入りの写真を選んでおく、遺影用に写真を撮っておく方が増えてきています。理由としては終活を行う方が増えて、自分らしい葬儀を行うために遺影写真も自分で選んでおきたいと考える方が増えたからです。
最後の時がいつ訪れるかは誰にもわかりません。その時になって慌てて写真を探しても、ご本人にとって、ご家族にとって不本意な写真しか見つからない事もありえます。そんな事にならないようにあらかじめ写真を用意しておけば後悔をしなくとも済むはずです。
それでは遺影写真にはどのような写真を用意しておくのが良いのかご説明いたします。
まずは当然なのですがご本人のお顔がはっきりと映っている写真に限ります。ご本人単独の写真ではなくとも、集合写真などからご本人だけを取り出すことも可能です。しかし小さな写真ですと引き伸ばす際にぼやけてしまうので、ご本人の顔が親指の第一関節くらいのサイズがあるのが理想です。
背景や服装は修整で変更出来ますのでお顔が綺麗に映っている写真を選びましょう。以前は男性ならスーツ、女性なら和装という考えが多く、着せ替えさせることもありましたが、今ではご本人らしさを尊重してそのままの服装で遺影写真に利用することが増えてきています。
また遺影写真はいつ頃の写真から選べばいいかですが、出来るだけ直近のお姿で、ご家族や参列者の方の見慣れた姿がいいかと思われます。闘病生活が続いていたという方は、お元気な頃の写真を選ぶのが良いです。一般的には亡くなる5年前くらいまでの中からお元気だった頃の写真を選ぶ方が多いそうです。
いざ遺影写真を用意しようと思ってもなかなかすぐには行動には移せないと思います。その時は遺影写真用だと意識せずに普段からご家族やご友人との写真を撮るように心掛けるのが良いかと思います。その方が自然なご本人らしい表情を残せると思いますし、遺影写真に使われなくとも、それらは思い出として残りますのでご家族たちも喜ばれると思います。
現在では終活の一環として遺影写真を生前に用意される方が増えています。プロのカメラマンや写真スタジオで撮ってもらうことも出来ます。後悔のないご葬儀にするためにも遺影写真をどうするか一度考えてみてはいかがでしょうか。
どこまでも、家族に寄り添うお葬式。
イソラメモリアル
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