増えてきた家族葬・・・
家族葬が選ばれる事が多くなった理由の一つに、長寿による社会関係の変化があります。
仕事を辞められてから時間が経っていることで、仕事関係の方と連絡が取れなくなっている。
また同年代の友人や知人も参列することが難しい状態であることが多く、一般の参列者が近年減ってきています。
また施設に入ったり、子供が遠方で暮らしているなどで近隣とのお付き合いも少なくなっている事も参列者の減少の理由です。
そういった中で家族や親族など初めから参列者を限定させる家族葬が選ばれることが多くなりました。
それでは家族葬にはどのようなメリットがあるかお話します。
ー 家族葬のメリットとは?
1.ゆっくりとお別れの時間が取れる
一般葬では多数来られる参列者への挨拶や接遇に追われて、いつの間にかお葬式が終わっていたという話をよく聞きます。家族葬では参列者は親族など限られているのでゆっくりとお別れが出来ます。
2.地域のしきたりなどに縛られず、自由度が高い
家族葬では故人や遺族の意思を尊重した自由な式を行いやすいことです。
一般葬では地域のしきたりや会社関係の方に失礼の無いようにと形式が定まったお葬式が行われることが多いですが、家族葬でしたら、参列者に気を使うことなく、故人の好きだった曲を流したり、無宗教で式を行ったりといったことがやりやすいです。
3.予算の目途が立てやすい
一般葬では参列者数が分からないため、料理や返礼品の数が定まらず、金額が大きく変わることもあります。
家族葬では参列者の数が決まっていますので、事前に正確な見積もりを出すことが出来ます。
また参列者数が少ない事で式場を小さくしたり、必要な物が少なくなることで、費用を安く済ませることが出来ます。
当然メリットだけでなく、デメリットもあります。
ー 家族葬のデメリットとは?
家族葬のメリットとして参列者を限定することで、ゆっくりとしたお別れが出来るとありましたが、そうすることで、呼ばれなかった親族や知人から「お別れがしたかった」「どうして連絡しないんだ!」と非難されることがあります。
家族葬を行う場合は、事前に本人や家族の意思で家族葬を行う旨を周知しておき、参列をお断りする方でも訃報の連絡を行うことが大事です。
またご葬儀に参列できなかった方達が、葬儀後に連日のように弔問に訪れる可能性もあります。
そうなると葬儀後の手続きなどで忙しい時期に、家を空けられず、対応に追われてしまいます。
多くの弔問者が予想される場合は、家族葬よりも一般葬の方が、その後の対応が楽になるかもしれません。
メリットの時に葬儀費用が安くなるとも書きましたが、確かに葬儀にかかる費用は安くなっても、香典による収入も少なくなるため、手出しの金額はかえって増えてしまう可能性もあります。
家族葬にはメリットもデメリットもありますので、よく家族と相談したうえでどのような葬儀にするか決めてください。
また私共も最適な葬儀を行うためのお手伝いをいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。
「どこまでも、家族に寄り添うお葬式。」
イソラメモリアル
住所:福岡市博多区下呉服町8-1
電話:0120-04-3096