仏衣
故人様にお着せする着物のことで、死装束とも言われています。
＜足袋（たび）＞現在も和装の際にも履かれています。
＜脚絆（きゃはん）＞昔から旅をする際の装飾品のひとつで脛（すね）にあてます。
＜手甲（てっこう）＞武具の一部だったもので手につけます。
＜天冠（てっこう）＞三角の布で頭につけます。
＜頭蛇袋（ずたぶくろ）＞旅の用具を入れるもので首からさげます。
＜六文銭（ろくもんせん）＞三途の川の渡り賃とも言われています。
＜数珠（じゅず）＞煩悩が消え功徳を得られると言われています。
仏衣を着て極楽浄土へ旅立つ支度として「旅支度」と言われています。
浄土真宗では死後すぐ極楽浄土へいくと説かれていますので旅支度として仏衣をお着せする習慣はありません。
最近は故人様の好きだった着物や洋服で送り出すというケースも増えています。
ご本人様らしく旅立っていただけ、ご遺族様も故人様らしくお見送りできます。
好みを聞いたり、いつも身に付けている物を見ておくと、その人らしくお見送りできますね。
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