巨大わらかがし

福岡県筑前町で毎年秋に開催される「ど~んとかがし祭」は、地域の秋の風物詩として、多くの人々に親しまれている人気イベントです。 この祭りの最大の見どころは、手作りの巨大わらかがしで、2025年は「山犬」をテーマに制作されました。
わらかがしは昔から農作物を守る守り神のような存在として作られてきましたが、この巨大わらかがしはその役割を現代風に表現したもので、地域の自然や農業文化への感謝が込められています。 高さ数メートルにも及ぶ迫力ある「山犬」の姿は見る者を圧倒し、訪れる人に地域の歴史と親交の深さを伝えています。
祭りは11月1日の前夜祭からスタートしており、イルミネーションの点灯式や火の祭典、花火打ち上げで華やかな夜が演出されました。 翌日の本祭では、吹奏楽や太鼓の生演奏、地元グルメが楽しめるバザー、子供向けの体験イベントなど、家族で楽しめる催しが盛りだくさんです。 巨大わらかがしの展示は翌年1月下旬まで続き、夜間はライトアップされ幻想的な姿を楽しめます。
この祭りは単なる秋のイベントにとどまらず、地域の活性化を促す重要な役割を果たしています。 地域住民が協力して作り上げる事で、地域の絆が深まり、訪れる人々に地域の魅力を発信しています。 安の里公園を中心に行われ、無料駐車場やシャトルバスも完備されているのでアクセスも良好です。

