福岡も梅雨入りし、天候が落ち着かない日々が続いております。

ただ、昨年の梅雨入りは早く、5月半ばだった為、それに比べると今年の梅雨は短いと言えるでしょう。

雨が続くとなかなか気分も上がらないですが、紫陽花を見に行かれたり、ショッピングモールへ行き、お買い物をして映画鑑賞もするなど雨の日だからこその楽しみ方をしてみるのも良いですね。

仏教のお話にはなりますが、先日、お寺さんからお聞きしたお話をご紹介いたします。

「雨の音　聞く人ありて　雨の音」

このうたの雨は、阿弥陀如来のお慈悲の雨（法の雨）です。

雨は、家にも、草や木にも、分け隔てなく、まんべんなくすべてのものに降り注ぎます。

しかし、室内にいて何かに没頭していたり、仕事に専念していると気づかないこともあるでしょう。

雨の音が自然に入ってきて気づく方も多いでしょう。

ラジオのスイッチを入れないと音は聞こえないように、法雨である「南無阿弥陀仏」の呼び声も法の縁が熟さなければなかなか聞けるものではありません。

ご法話がない時は、常に思い出してみましょうという意味もあります。

会話もそうですが聴く人がいてこそ会話が成り立ちます。

この短いうたには深い意味が込められているように感じます。

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