終活することで得られる3つのメリットとは?
2012年に流行語にもなった「終活」。
皆さんもあちらこちらで聞く一般的な言葉になりました。
どうして注目を浴びるようになったのでしょうか。
終活に対する注目度が上がった原因の一つとして、東日本大震災の影響があるようです。
震災など、突然の出来事で何も準備ができていない状態の場合、 残された家族や親戚は、お葬式やお墓、相続、そして身の回りの整理などすべてを行うことになり、
・大きな負担になる
・故人の思いがわからずに悩みになる
・相続に関するトラブルになる
などの問題を引き起こすことがあります。
死は寿命を迎えるだけでなく、突然来るものでもあります。
残された人たちに迷惑がかからないようにすることも終活をする上で大事なことです。
では、終活は残される家族のためだけのものでしょうか?
それは違います。
自分の想いや家族に何を託すのかをしっかりと明記することで、
自分の人生の振り返り含め、これから残された時間をどのように過ごすのかがはっきりしてきます。
<終活をする3つのメリット>
【メリット1】老後の生活が前向きになる
自分の意思を家族に伝えることで、老後の生活が前向きになります。ただ、死を前提とする話は、最初は戸惑うものであり、聞かされる側も驚いてしまう可能性が高いので、伝えるときはまず「自身の健康状態から切り出す」のがポイントです。
【メリット2】老後の生活が充実する
2つ目は、残された老後生活が充実することです。死を人生の終着点とするなら、先行きが曖昧な終着点より、ある程度自身で把握できたほうが、残りの時間を有効に活用できることでしょう。
【メリット3】相続のトラブルを回避できる
金銭が関わる遺産の相続においては、「誰に何をどれだけ受け渡すのか」を明確にしておかないと、死後に大きなトラブルに発展するおそれがあります。自分が生きているうちに(さらに頭がはっきりしているうちに)、遺言書を残すことはもちろん、相続する相手とも話し合いをして、進めておきましょう。
ではどう終活をすればいいのでしょうか?
それはエンディングノートを書くことです。
エンディングノートは終活と一緒に語られることが多く、「終活をする=エンディングノートを書く」といっても過言ではありません。
エンディングノートは本屋さんで気軽に手に入れることができますが、一体どういった項目があり、何を書いていけばいいのかコツがあります。
次回はエンディングノートの書き方についてお伝えしたいと思います。