18日に阪神タイガースで外野手として活躍された、横田慎太郎さんが脳腫瘍の為、28歳という若さでこの世から旅立たれました。
横田さんは2013年ドラフト2位で阪神に入団。
大型外野手として期待され、2016年には開幕スタメンに抜擢されました。
ただ、2017年に脳腫瘍と診断、2019年に引退されました。
脳腫瘍が分かってからも、復帰を夢見て前を向き続けていました。
球場へは誰よりも早く入り、練習を行い、試合中は誰よりも声を出し、周りを鼓舞してこられました。
しかし、ボールが二重に見えるなど目にも影響があり、引退を決断。
引退試合では１０９６日ぶりにセンターの守備位置に就きました。
試合終盤には一打逆転のピンチ。
ボールがきちんと見えないはずの横田さんの方向に打球が…
本塁突入を試みた走者をノーバウンド送球でアウトに。
まさに『奇跡のバックホーム』です。
「いつもみたいにボールが見えにくくて…自分一人の力じゃないような気がしました。目標から逃げずに、自分を信じて自分に負けずに戦って来てよかったなと思いました」
野球に向き合い続けた横田さんだからこそ生まれたビッグプレーでした。
21日、地元鹿児島県で通夜が行われ、1000人以上の方が参列され、多くの方が別れを惜しまれていました。
横田さんのひたむきさや人間性がファンのみならず、多くの人々の支えになっていたことでしょう。
選手たちは、これからも横田さんの想いを胸に、横田さんの分まで頑張ってくれることと思います。
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