自分自身、このお仕事をさせていただいていると常に死と向き合っています。
長生きしたい、往生して苦しまずになどと思っていても、人間は生まれてきた以上、いつ急に何が起こるか分からないのも事実です。
特に急に旅立たれ、残された方々は気持ちの整理がつきません。
しかし、旅立たれた方も残したい、伝えたい言葉があったことには間違いありません。
いつどうなるか分からない人生、その為に訃報と最期の便りを自動で送信されるサービス「tayorie（たよりえ）」というものがリリースされています。
tayorieは、自分に万が一の事があった際に知らせたい相手を生前に登録し、訃報と最後の便りを自動で送信するWebサービスです。
tayorieによって、最期のときの取り返しのつかない後悔を1つでも無くすことを目指しています。
現在、SNS等の普及に伴い交友関係の在り方や連絡ツールが多様化しています。
その為、遺族が故人の交友関係を完全に把握できていないことが多く、身内が突然亡くなった際、その訃報を誰にどのような手段で伝えれば良いか分からず訃報の伝達が困難になっています。
そこでこのサービスを使うと故人の意思を尊重でき、家族の訃報伝達の軽減にもなります。
大切な方が突然亡くなってしまうというあまりに悲しくやるせない出来事に対して、完全に後悔を取り除くことは不可能かもしれません。
しかし、時代の進歩により何かしらの形で「残す」ことは可能です。
「大切な人が前を向き、安心して過ごせる未来をつくる為に備えておく」
今できる事の大切な１つかもしれませんね。
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