昨日、夏の全国高校野球の第4試合は島根の大社高校 対 西東京の早稲田実業。
伝統校同士の戦いが、歴史に残る大熱戦を繰り広げました。
試合は7回まで同点で進み、早稲田実業の攻撃、8番の選手がセンターへヒットを放ち、センターが打球を後逸した間に一気にホームにかえって1点を勝ち越しました。
対する大社は1点を追う9回、9番の選手がスクイズを決めて、2対2の同点に追いつきました。
続く1アウト二塁、三塁のチャンス、点が入ればサヨナラ負けの早稲田実業は絶体絶命のピンチ。
ここで、早稲田実業の和泉監督が内野を5人で守る奇策を、それが的中し、ダブルプレーでしのぎ、試合は延長に入りました。
普段では考えられない奇策、そこに打球が飛ぶ、守り抜く、このようなことが起こるのかという驚きと和泉監督の決断のすごさを感じました。
ノーアウトランナー一塁、二塁から始まるタイブレークで行われた延長10回は両チームが守りで好プレーを見せて、無失点でしのぎました。
この時点でも鳥肌が止まりません。
続く11回、大社は先発の馬庭投手が表の守りを無失点で抑え、その裏の攻撃でノーアウト満塁のチャンスで自らセンターにタイムリーヒットを打ち、試合を決めました。
大社は早稲田実業にサヨナラ勝ちし、93年ぶりにベスト8を決めました。
試合内容も感動の連続でしたが、その裏でも多くの感動がありました。
大社の石飛監督は11回、控え選手全員に「ここでバントを決められる自身のある選手は手を挙げろ」と問いかけ、手を挙げたのが地方大会から出場の無い安松選手。
安松選手は「サード側に決めてきます」言い、打席に向かい、これ以上ないレベルの完璧なバントを決めました。
石飛監督は選手を信じ、それに応え、「本当にこの子たちの可能性、選手の夢は無限大だなと思う」と涙ながらに述べていました。
早稲田実業の和泉監督は「本当によくやった。60歳を過ぎてこんなにいい試合、いい経験をさせてくれる子どもたちはすごいな。甲子園のナイターはきれいだね。選手たちが本当に美しかった。監督を辞めても今日の試合を忘れることはないだろう」と感極まりながら話していました。
更に、先に退場していく大社の選手たちにも「よくやった。頑張れよ」と声を掛けながら称え、監督としての素質、人間性の素晴らしさを感じました。
自分自身、野球が好きなのでよく観てきましたが、ここまでの大熱戦はなかなかないです。
高校野球だからこその醍醐味とも感じます。
両チームともに多くの人に多くの感動を与えたことと思います。
選手たちにとっても、野球ファンにとってもかけがえのない夏ですね。
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