死装束は、故人が最後に身に付ける衣装のことです。 日本では主に白い着物「白帷子」(しろかたびら)が使われ、故人が無事にあの世へ旅立てるよう願いを込めて着せられます。仏教の影響が強く、修行僧や巡礼者の旅姿を模したものとされています。
死に装束の歴史と意味
死に装束の歴史は1200年前まで遡り、四国88か所巡礼や修行僧の姿が原型と言われています。 白は「清浄」「生まれ変わり」「死」を象徴し、穢れを落として新たな旅立ちを意味します。
仏式における死に装束の装具
仏式葬儀では、白帷子に加えて以下の装具を身に付けます。
足袋:旅のための履物
脚絆:足を守り血流を滞らせないようにする願いから。
手甲:旅路での日差しや寒さから守るため。
頭陀袋(六文銭):三途の川の渡り賃として。
数珠:煩悩を消し、心身を清める為。
天冠:額に付ける三角布
杖:浄土での旅路で倒れないように
宗教・宗派による違い
仏教:
白装束+装具が基本。 浄土真宗では、亡くなられてすぐ極楽浄土へ向かう考え(四十九日間の旅はない)から、死装束は基本着用しない。
キリスト教:
生前愛用の服やドレスが一般的。
無宗教:
生前愛用の服、好きだった服を選ぶ事が多い。
死装束の着せ方
・襟は左前にする(生者と逆)
・帯は縦結び
・遺族が着せる(装具着用部分に上から添える)か葬儀社スタッフが着せる事が多い。
棺に入れられない物
・燃えない物(金属、瓶など)
・現金や硬貨(六文銭は印刷物で代用)
まとめ
死装束は、故人が清らかな気持ちで旅立てるようにとの思いが込められた大切な儀式です。 宗教や遺族・故人の希望に合わせて、心を込めて選びましょう。
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