福博せいもん払い

「福博せいもん払い」は、博多の初冬の風物詩で、毎年11月中旬から20日までの約6日間にわたり、福博の商店街や百貨店で行われる大売出しのイベントです。 これは博多の商人が日頃の商売への感謝を込めて行う「感謝祭」のようなもので、普段の儲けなどを考えずにお客様にお得な価格で商品を提供する期間として知られています。
せいもん払いの起源は明治12年(1879年)にさかのぼり、大阪のえびす祭り(商売の神の祭)の大安売りをヒントに博多商人が独自に始めました。 初年度は27店の呉服屋が参加した小さな売り出しでしたが年々参加店が増え、現在では川端商店街や新天町商店街、天神の百貨店など多くの店が一斉に参加し、地域全体が盛り上がります。
販売期間はもともと11月18日から20日と決められていましたが、近年は参加する商店街が土日を含めて買い物しやすいように工夫した日程で実施される事もあります。 戦中の一時中断はありましたが、戦後すぐに復活して今に至ります。 催しは統一ポスターや値札を利用し、各店独自のお得な商品や「えびすくじ」と呼ばれるイベントなどもあり、地域の秋の楽しみとし多くの人に親しまれています。
イソラメモリアル株式会社
福岡市博多区下呉服町8-1
0120-04-3096

