秋の彩り「紅葉」

秋が深まり、色鮮やかな紅葉の季節がやってまいりました。街の各地で赤や黄色に染まった葉を見ると、心も明るくなりますね。 今回は、ただ美しいだけではない紅葉の秘密や文化について紹介します。
「紅葉がり」の由来は鬼女伝説?
紅葉を楽しむ日本の伝統的な行事「紅葉狩り」。 実はこの言葉、単に葉を「狩る(見る)」という意味だけでなく、昔の伝説に登場する鬼女「紅葉」を退治する物語から来ていると言われています。 能や歌舞伎にも取り上げられ、紅葉の神秘的な魅力を伝えているのです。
なぜ葉は赤や黄色に変わるの?
紅葉の鮮やかな色は、葉の色素が変化して起こります。 緑色のクロロフィルが減り、赤色のアントシアニンや黄色のカロチノイドが目立つようになるからです。 特に赤い葉は、昼間の晴れた日と夜の冷え込みの差が大きいほど鮮やかになると言われています。
黄色も紅葉の仲間?
イチョウの葉が黄色くなるのはよく知られていますが、「黄葉(こうよう)」という言葉もあり、黄色や赤に変わる葉の総称として「紅葉」と呼ばれることが多いです。 つまり、紅葉=赤だけでなく、黄色も含むのが日本の秋の風物詩ということです。
意外な理由、カエデの名前
カエデの葉は蛙の手に似てるという事から、古くは「蛙手(かえるで)」と呼ばれていました。 これが「カエデ」になり、代表的な紅葉の樹木として親しまれています。 また、桜の木も秋に紅葉し、一つの木で色の葉が楽しめる事もあります。
紅葉は自然の美しさだけでなく、日本文化や科学の知恵も詰まった素敵な季節の贈り物です。 これらの事も思い出しながら楽しんでみてはいかがでしょうか事
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