宝珠山駅の「こどもの駅」は、東峰村の新しい子育て・観光スポットとしてスタートしたばかりの施設です。
こどもの駅ってどんな場所？
福岡県東峰村のJR日田彦山線・宝珠山駅の旧駅舎を活用し、カフェとキッズスペースを備えた「こどもの駅」としてリニューアルオープンしました。 九州北部豪雨で被災した路線の駅が、子供と家族のための交流拠点として生まれ変わったのが大きな特徴です。 旧駅舎は村が約１億円をかけて改装し、デザイン監修には豪華寝台列車「ななつ星in九州」を手がけた水戸岡鋭治さんが関わっています。 駅としての役目を終えた建物に新しい命が吹き込まれ、東峰村の「顔」として期待されています。
駅舎のカフェ「CAFE POPO」
旧駅舎の中には「CAFE POPO （カフェ ポポ）が入り、約20席ほどの落ち着いた空間でコーヒーやカレーなどの軽食を楽しめます。 電車の待ちやドライブの合間の一休みにもぴったりで、子供連れでも気軽に入りやすい雰囲気です。運営は地域の事業者が担い、「ほっとできるコミュニティにしたい」という思いでスタートしています。 観光客だけでなく、地元の親子や住民が集まる「村のリビング」のような役割も目指している点が魅力です。
キッズスペースの魅力
駅舎内のキッズスペースは約30平方メートルと十分な広さがあり、木製ボールを敷き詰めた「木のプール」や滑り台、八角のタワーなど、体を使って遊べる遊具が揃っています。 木のぬくもりを感じられる空間で、小さな子供でも安心して遊べるのがポイントです。 もともと鉄道の駅だった場所が、今度は子どもたちの笑い声で賑わう「遊び場」に変わったストーリー性も感じる事で歴史を感じられる点も魅力と言えます。
ホーム側のミュージアムと鉄道の記憶
旧ホーム側には約60平方メートルのガラス張りのミュージアムが新設され、展示やイベント、ワークショップなど多目的に使えるスペースになっています。 オープン初日には大学生による親子向け工作ワークショップも開かれ、早くも子供と地域を繋ぐ場として活用されています。 九州北部豪雨で被災した日田彦山線は一部区間がBRT「ひこぼしライン」として復旧しており、宝珠山駅周辺には鉄道時代の線路も残っています。 2025年1月には蒸気機関車と客車をモチーフにした記念碑も設置され、鉄道ファンや親子で「鉄道の記憶」も感じられるスポットとしても楽しめます。
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