前回の記事で各国のお葬式について紹介しましたが、国内においても地域によって違いや風習があります。
① 六曜の1つである友引。
友引は「故人が友を引いていく」というイメージが強く、葬儀を避けるという習慣が根付いています。
しかし、富山県・京都府・大阪府・鳥取県・熊本県・沖縄県では友引でも葬儀を行う事が一般的です。
その際に、身代わりとしてお棺に人形を入れる地域もあるようです。
以前までは、友引の日は火葬場や葬儀社が休みでそもそも葬儀ができないこともありましたが、最近では基本的にはいつでも行える為、全国的にも友引にされる方も増えてきました。
② 福岡では、ご葬儀後に荼毘に付されることが一般的ですが、地域によって先に荼毘に付され、お骨となってご葬儀をされる骨葬の地域もあります。
その背景として、山地や雪国で移動が困難、漁業が盛んな地域で帰宅まで時間を要する、温暖な地域でご遺体が傷みやすい等があるようです。
青森県・岩手県・宮城県・山形県・秋田県・千葉県の房総半島・神奈川県の足柄市、小田原市・山梨県の甲府市以外・島根県・熊本県・沖縄県
は骨葬が多いようです。
③ 通夜ぶるまいとはお通夜の後の会食のことです。
行われない地域、親族のみ出席、一般会葬者も出席する地域と様々あります。
関西地方では一般会葬者は出席しないのが主流です。
北海道函館市・宮城県・福島県・茨城県北部以外・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・新潟県・石川県は一般会葬者も出席するのが主流です。
④ お香典とは別に1000円から2000円包まれる地域もあります。
岩手県は「御夜食料」、宮城県は「お悔み」、秋田県は「御香料」、長野県は紅白の水引の袋で「お見舞い」、三重県・徳島県の「夜伽見舞い」、長崎県の「御目覚まし」といった形で様々です。
缶詰やお菓子、お酒等の供物をお持ちする地域もあります。
⑤ 焼香の際に100円から500円程度の小銭をお供えする焼香銭という慣習もあります。
かつては会葬者がお香を持参していたことが背景のようで、備え付けのお香を使うことが一般的になった為、その分の小銭をお供えするという意味合いです。
新潟県・富山県・愛知県・兵庫県・広島県では今でもこの慣習があります。
⑥ 北海道では、お香典をいただいた際、芳名帳に記名せず、その場で領収書を発行することが通例。
このように地域によっても流れや慣習の違いがあります。
一例として紹介しましたが、絶対という訳ではありません。
大切なことは、故人様、ご家族の希望される形で行う事ですね。
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