3月3日はひな祭りです。
そもそも由来は何なのか、なぜ女の子の行事なのか…
ひな祭りは、「桃の節句」とも呼ばれ、ひな人形に桜や桃の花、雛あられや菱餅などを飾ったり、ちらし寿司などの料理を楽しむ節句祭りの1つです。
ひな祭りの由来は中国から伝わった「五節句」という行事のひとつ「上巳」。
季節の節目を意味する「節」のころは、昔から邪気が入りやすいとされていました。
五節句のひとつ上巳には、中国では川で身を清める習慣がありましたが、日本では紙などで作った人形で自分の体を撫でて穢れを移し、川に流すことで邪気祓いをする行事として広がっていきました。
人形を流して邪気をはらうこの風習が、現在でも残るひな祭りの行事「流し雛」のルーツと言われているようです。
ひな祭りに雛人形を飾るのは、流し雛の風習の通り、人形に女の子の穢れを移して厄災を身代わりに引き受けてもらうためです。
余談ですが、ひな人形の婚礼の様子を結婚の象徴と考え、早く片付けることで嫁に早く行くとも言われていますね。
ちなみに五節句は…
1月7日の「人日(七草がゆ)」
3月3日の「上巳(桃の節句)」
5月5日の「端午(菖蒲の節句)」
7月7日の「七夕(星祭)」
9月9日の「重陽(菊の節句)」
今では女の子の行事として定着していますが、当初は違ったようです。
明治32年頃、生後1年未満の子どもの死亡率は15.38%だったというから、それ以前の子どもが3歳まで生きられる確率はかなり低かったと推測されます。
元々厄払いの行事が、いつしか子どもの健康と成長を祈る行事に自然となったようで、元は男女問わず子どもの健康と成長を祈っていた上巳の節句は、「端午の節句(5月5日)が男の子の日」という認識の広まりにあわせて、「女の子の節句・ひな祭り」として庶民に定着していきました。
ひな祭り、子どもの健康と成長を祈る大切な行事ですね。
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